御供所公園は閑静な住宅街にあるすべり台やブランコが並ぶ、どこにでもあるような児童公園です。
この至ってどこにでもある公園に、SL(蒸気機関車)C58 295がドンと展示されています。
蒸気機関車が珍しかったので、このページはSL(蒸気機関車)C58 295の魅力と公園の様子をまとめました。
※全ての情報は最新ではない可能性があります。お出かけ前に必ず公式情報をご確認下さい。
御供所公園 基本情報

蒸気機関車は、おもに石炭を燃やして水を沸かし、その蒸気の力で力強く走る列車です。
日本では「Steam Locomotive(蒸気機関車)」の頭文字を取って「SL」と呼ばれることが多く、SLが引っぱる列車のことを「汽車」と呼ぶこともあります。
もくもくと煙を出しながら走る姿は、どこか懐かしくてロマンを感じさせてくれますよね。
その魅力は今も変わらず、子どもから大人までたくさんの人の心をとらえています。
現在も、各地でSLが観光列車として運行されていて、実際にその姿を見たり乗ったりすることができます。
中には、子ども向けに内装が工夫されていたり、人気キャラクターの「機関車トーマス」のようなユニークなデザインのSLも登場していて、昔のった経験のある人も、機関車が好きな人も、子供をもつファミリーにも楽しい体験ができるようになっています。
蒸気機関車にある「C58 295」は一体何を意味するのでしょうか?
C58 295とは、日本の国鉄「C58形蒸気機関車」の295番目に製造された車両のことです。
C58型式は愛称シゴハチとも呼ばれ、国鉄向けは全部で427両作られました。
国鉄C58形蒸気機関車は、ローカル線用の客貨兼用、過熱式テンダー式蒸気機関車です。
加熱式とは?
蒸気をさらに加熱し温度を上げる仕組みのことで、これによりより効率よく力強い走りを発揮できます。
テンダー式とは?
石炭や水を積載するための炭水車(テンダー)を連結している方式の機関車のことです。
石炭や水を運ぶテンダーは切り離すことができます。
長距離向けで、後ろの視界が悪くバック運転ができません。
そのため方向転換には転車台(ターンテーブル)が必要です。
車両は通常【蒸気機関車本体 + テンダー(炭水車) + 客車(または貨車)】で連結します。
テンダーを連結しない機関車はタンク機関車と言います。
タンク式機関車は、機関車本体に石炭や水を積んで運行します。
一部の例外を除き小型のものが多く小回りが利くのが特徴です。
また、後部の視界も良くバック運転が容易にできるため、路線を選ばず使用できるメリットがあります。
タンク式機関車は主に短距離の運転や、構内の入換作業などで活躍しました。
こちらは御供所公園にあるSL蒸気機関車C58 295の碑文です。

蒸気機関車の説明
<形式 C58>
長さ 18.275m
高さ 3.94m
重さ
機関車 53.6t
炭水車 18.5tおいたち
汽車ポッポでおなじみのこの蒸気機関車
C58形式は昭和16(1941年)年10月4日 川崎車輌
という会社でつくられ最初に岩手県の宮古
機関送ではたらき、昭和19年12月2日 岩手県
盛岡機関区にいき、昭和21(1946年)年9月17日に
四国 高松機関区にきました。それから昭和
46(1971年)年3月8日にディーゼル機関車にかわるまで
四国の各線を走り続けてきました。
そしてこの蒸気機関車が生まれてから走った
距離は2091.872kmで、これは
地球を52回まわったことになります。坂出市
SL(蒸気機関車)を見られるのは、ここだけかな?と思って調べたら、香川県に機関車が展示されている場所がいくつかありました。
高松市:「番町二丁目公園」に蒸気機関車C58 12号機
参考サイト:C58 12:高松市番町二丁目公園
多度津町:「JR多度津工場の開放日」蒸気機関車C58 333号機
毎年10月下旬あたりに開催されていましたが現在コロナで開催未定のようです。
参考サイト:JR四国 多度津工場公開「きしゃぽっぽまつり」に行ってきた
多度津町:「多度津駅前」蒸気機関車8620形(愛称はハチロク)58685号機
参考:うどん県旅ネット 多度津駅周辺を散策
東かがわ市:「福栄なかよし広場」蒸気機関車 C11 195
ちょっとした鉄道資料館が隣接しています。4月は桜も咲いていい絵が撮れるようです。
参考サイト:東かがわ市HP福栄なかよし広場

SL(蒸気機関車)の保存状態が比較的良いのは、JR多度津工場の開放日と福栄なかよし広場のようです。
三豊市:鉄道ファンに「Kトレインワールド」SL展示はしていませんが、SL部品が展示してありました。
展示内容は鉄道ファンは勿論、ファンでなくても楽しめるもので、子ども連れにもおすすめです。
御供所公園はSLが展示されている以外は、ごく普通の楽しめる児童公園です。
写真の奥に写っている緑の物体はパーゴラで、ベンチの上につる植物が絡んでいて涼しく過ごせます。

公園の中心部分は芝生になっています。

遊具はこちら
ブランコ

砂場
香川県「有明浜の海浜植物群落」は、観音寺市指定天然記念物にも指定されている海浜植物の宝庫です。
海浜植物は砂に生える植物で、だからなのか砂に植物が生えている公園をたまに見かけます。
あと手洗い場がある公園は、小さい子が集まるのでしょうか?
手洗い場のない公園の砂場は草が生えていることが多いように感じます。
ちなみに砂に草が生えているので、砂場は少し硬めでしょう。

複合遊具

スプリング遊具もあります

定番のジャングルジム

鉄棒。パーゴラの隣にあります

トレイ

ベンチ。涼しい

温度計が備えられています。


SL(蒸気機関車)C58 295

このSLの写真の手前側に遊具があります。
遊具で遊びながらSLを眺めることができます。
御供所公園は瀬戸大橋のたもと近くにある公園で、SL(蒸気機関車)が展示してあるのが最大の特徴です。
そのロマンある見た目は、どこか懐かしさを感じさせますね。
ちなみに香川県内には他にも5ヶ所でSLを見られる場所があります。
興味がありましたら、ぜひ巡ってみてくださいね。